こんにちは、パパ介です。
今回はうちのリビングについて書きたいと思います。
子どもがいると特に、リビングで過ごす時間が長くなります。
誰でも、リビングはなるべくゆったり、家族全員で過ごせる空間にしたい!ですよね。
うちのママ美もリビングへのこだわりが強く、家探しの最重要ポイントでした。
結果的に中古物件をリフォームすることに決めたのですが、
2人であーでもないこーでもないとすったもんだしながらも、結構満足できる空間にできました。
ぼくたちがどんなことを考えリビングを作り、どのように使っているのか紹介させてもらいます。
リビングのこだわりポイント①【広さ】
ママ美のこだわりポイントの一つ目は、ずばり広さでした。
「リビングダイニング合わせて18畳以上は絶対!それ以下は無理!」
というのがママ美の意見。
18畳ってまあまあですよね。
ちなみに僕もママ美もマンション育ちで戸建では暮らしたことありません。
マンション暮らしの4人家族の場合、平均的なリビングダイニングの広さは12畳くらい。
15畳あれば解放感があるとされています。
それを18畳とは!
マンションで18畳となるとかなり苦しくなるので、郊外の戸建を中心に検討しました。
ちなみに基本的には中古物件でリサーチ。
新築も素敵ですが、経済的合理性を考えるとやっぱり中古かな、と考えました。
(具体的な合理性についてはここでは割愛します)
ママ美の鬼検索の中、引っ掛かってきたのがこの間取り。
リビングダイニングで12畳って、条件満たしてないやん! なのですが、
私パパ介は隣の8畳の和室に着目しました。
「・・・繋げればいけるかも・・・」
つまりこんな感じ。
リビングダイニングと和室、それから押入れスペース等を合わせれば、
25畳くらいの空間が確保できます!
立派な和室だったので残念でしたが、背に腹は代えられません。
この提案をもってママ美との交渉に臨みます。
ひとつこの提案のマイナスポイントとしてママ美から指摘されたのは、
細長い空間になってしまうことです。
確かに細長いリビングだと、
- テレビが見やすい場所が限定される
- ソファーが置きにくい
- 場所により室温の差が大きくなりやすい
などのデメリットがあります。
しかし、これらの課題については何とかできそう!と考えたパパ介。
その他の条件としても魅力的な物件だったので、リビングのリフォームを条件にこの物件を購入することを決めました。
※構造によっては、壁や柱の撤去が困難な場合があります。事前にきちんと資格を持ったリフォーム業者に確認し、構造耐力上問題ないことを確認しましょう。
リビングのこだわりポイント②【小上がり和室】
物件を押さえた後、具体的にどういった空間にしていくかママ美と検討しました。
珍しく2人の意見が合致したのが、小上がり和室を設けるというプランです。
小上がり和室なんて庶民が手を出す代物ではないと思っていましたが、
ママ美からインスタの参考事例を見せてもらい、挑戦しよう!という気になりました。
空間にアクセントが付き、とても奥行というか、深みというか、
うまく言えませんがなんかめっちゃいい感じになっている写真ばかりでした。
間取りのイメージはこんな感じです。
さて、小上がり和室を作る方法には、
- 既製品の小上がり畳ユニットを置く方法
- 造作にて組み立てる方法(大工さんが木で組む方法)
の2種類があります。
僕は最初、畳ユニットを置く方が簡単だし安そうだし、収納も増えるしこっちだな!と思っていたのですが、調べてみると、これが意外に高いんですね。
例えばPanasonicの「畳が丘」という商品がありますが、
85㎝角(0.5畳)の収納付きで3万5千円くらいするんです。
6畳くらいは欲しいなあと思っていたので、
(6畳÷0.5畳/枚)×3.5万=42万!
他でもっと安い商品もありますが、せっかくのこだわりの空間に変なものは置きたくない。
畳が丘でもやっぱり造作よりは見劣りするのに、それに何十万もはかけたくない。
てかそもそも収納は他にあるし無くてよい!
ということで、リフォームの大工さんに造作で組んでもらうことにしました。
大工さんの日当が仮に3万円だとしても、6畳の小上がり和室を組むのなんか3日あれば十分。
3万円×3日=9万円 なので、 42万ー9万円=31万円 を材料費に充てられると考えると
そんなにコスト差も出ませんよね。
さて、小上がり和室を設計するにあたり、悩みどころとなったのが”高さ”です。
15㎝~30㎝くらいの間で
- 子どもが落ちても危なくないこと
- 大人も子どもも座りやすいこと
- 部屋のアクセントとして有効なこと
を基準に考えました。
1,2については実際にその辺の段差に上ったり下りたり座ったり。
3についてはリフォーム業者がパースを描いてくれたので、何種類か見比べて。
これらの検討の結果、わが家の小上がりは20㎝の高さにすることに決めました。
そして仕上がったのがこれ。
実際に使ってみての感想は、最高です!
高すぎでもなく、低すぎでもなく、子どもも簡単に昇り降りできる高さ、20㎝!
子どもがいる家庭にはちょうど良い高さ、20㎝!!
おすすめです。
ちなみに、小上がり和室は天井の高さも15㎝上げました。
当然ですが、天井の高さがそのままの場合、床が上がると圧迫感が出てしまいます。
天井裏の照明器具や梁の成(高さ)にもよりますが、
できれば床を上げた分天井も高くして、圧迫感を軽減したほうが良いですね。
リビングのこだわりポイント③【壁掛けテレビ】
引っ越しのタイミングで思い切ってリビングのテレビも新調することにしました。
悩んだのはその置き方です。
まず置く場所については窓の配置等を考えると下記以外無い、
ということですぐに決められたのですが、
通常通りテレビ台を買ってその上にテレビを置くとなると、
どうしても部屋の幅が狭くなってしまいます。
部屋に入ってすぐにテレビの裏側が見えてしまうという点もイマイチ。
ということで別の案を考える中で出てきたのが「壁掛けテレビ」です。
「壁掛けテレビ」だなんて、これまた庶民にはハードルが高い
意識高い系のおしゃれワードだと感じましたが、
この部屋の弱点である”空間の細長さ”をできるだけ軽減するためにはこれしかない!
ということで、思い切って挑戦してみることにしました。
でもテレビを壁掛けにする具体的な方法を知らなかったパパ介。
ひとまずネットで検索してみると、すぐに下記のサイトが見つかりました。
まず口をついて出てきたのが、
「スゲーッ!」の一言。
テレビの品番や取付方法に応じた壁掛け用治具の数々。
治具によっては壁とテレビの距離を5㎝ほどに抑えられるものもあり、
テレビによる圧迫感をかなり軽減できそうだということが見えてきました。
取り付けも、基本さえ押さえればパパ介でもできそう!
ということで、壁掛けを前提としてテレビの選定を行うことに決めました。
この壁掛けテレビについてはパパ介、かなりこだわった部分なので、
詳細は別記事で書こうと思いますが、最終的な仕上がりとしてはこんな感じ。
テレビの足が無いだけでかなりすっきりした印象になります。
横から見るとこんな感じ。
引き出してスイングできるタイプの治具を選んだので、斜めに向けることも可能。
冒頭に書いた「テレビの見やすい場所が限定される」という
ママ美からの指摘もクリアすることができました。
また、テレビ台ではなく壁付けのカウンターにしたので、足元もすっきり。
テレビ台の下や裏側におもちゃと埃が溜まりまくるという
子持ちあるあるも今はありません!
子どもがいる家庭でテレビやテレビ台を壁掛けにするメリットをまとめるとこんな感じ。
- リビングが広く使える
- テレビが倒れる心配が無い
- 掃除がしやすい
事前検討はそれなりに必要ですが、とにかく部屋がすっきり広々使える方法です。
本当にやって良かった!
リビングのこだわりポイント④【ソファーを置かないという選択】
最後はこだわりポイントというか、単なる妥協ともとれるかもしれませんが、うちのリビングにはソファーを置いていません。
かなり悩んでママ美と検討したんですが、今はいらないね、ということで合意しました。
ソファーを置かなかった理由は次の4つ。
子どもに必要が無い
小さい子どもは基本的に地べたで遊びます。
おもちゃを床にぶちまけて遊ぶものです。
きちんと座るとしたら、テレビを見る時と絵本を読むときくらいでしょう。
それ以外はアスレチックと化すのが関の山。
飛んだり跳ねたりで落ちやしないかと毎回ハラハラして気が気じゃ無くない!と考えました。
すぐに傷んでしまう
せっかくソファーを置くなら多少値が張ってでもお気に入りのものを買いたい!
ですが、チビ介がいる状態では、
飛んだり跳ねたり、こぼされたり、描かれたり、貼られたり、刺されたり、、、、
と、すぐにボロッボロになってしまう未来が見えました。
かといって、子どもにソファーで遊ぶな!というのも実際酷だと思います。
自分が子どもなら絶対飛んだり跳ねたりしますもんね。
ソファーの心配をしてしまうくらいなら置かない方がましだ!と考えました。
走り回りにくくなる
戸建とマンションやアパートの一番大きな違いは、やはり音や振動への配慮だと思います。
アパート・マンション暮らししか経験していない人間にとって、
音や振動を気にしなくてよいというのはとても画期的な状態です。
前のアパートでは、ママ美は1日に100回くらい
「こらっ!ドンドンしないっ!」
って叫んでました。
せっかくの戸建リビング、子どもたちには思う存分走り回らせてあげたい!
と考えた時に、ソファーは彼らの走路の障害となります。
どこへでも駆け抜けられる状態を作ることが、彼らが戸建のリビングの恩恵を最大限に享受するための方策である!と考えました。
小上がり和室がある!
そうは言っても、やっぱりちょっと腰を掛けるってことができないと、
なんだかんだ不便を感じてしまうかもしれません。
いちいち床に座って、また立って、を繰り返すのもしんどいです。
でも大丈夫!
うちには小上がり和室があるのですから!
ちょっと腰掛けたいときは、小上がり和室の縁に座ればいい!
これがソファーを置かない決定的な理由でした。
リビングのこだわりポイント⑤【エアコンの選定と設置場所】
最後は室内の環境についてのこだわりです。
ママ美からの指摘にもあった、縦長の広いリビングが抱える室温差の課題を解決するべく、エアコンのリサーチを行いました。
メーカーによる特徴
調べる中でまず見えてきたのが、メーカーによって得意な冷やし方、温め方があるということ。
具体的には、
- ピンポイントで人のいる場所を狙って温度を調整するタイプ
- 部屋全体を均一に調整するタイプ
の2種類に分かれるようです。
1の温度調整を得意とするメーカーは、日立、パナソニック、三菱、などで、どちらかと言えば小さい部屋に適している模様。
一方、2の温度調整を得意としているのは、ダイキンや富士通ゼネラル。比較的広い部屋でも頑張ってくれるみたい。
うちのリビング空間はキッチンも合わせると30畳を超えるので、メーカーとしては広い部屋を得意としているダイキンか富士通ゼネラルで選ぶことにしました。
ちなみに20畳後半になってくると、おのずと各メーカーの最上位モデルしか選択肢が無くなってきます。
さて、ダイキンが推しているのはやはり「うるるとさらら」。
みなさん名前は聞いたことあると思いますが、何がすごいってご存じですか?
何がすごいって、無給水加湿、つまりタンクなどに水を入れなくても空気中の水を取り込んで加湿する、という機能を持っているんです。
これはダイキンしかできない独自技術とのこと。
ふむふむ。子どもたちを乾燥から守れる魅力的な機能ではないか!
一方の富士通ゼネラル。
なんだか名前がやぼったい感じがするし、正直エアコンを探すまで何の会社かよくわかっていませんでした。
しかしどうやらエアコンメーカーの中では「異端」として扱われるくらい、
他にない挑戦的な機能やデザインを打ち出してくる存在のようで、
「また富士通ゼネラルがやりやがった!」というのが業界では常らしいのです。
富士通ゼネラルのエアコンで選択肢に挙がってきたのはnocria(ノクリア)。
逆から読むとaircon。さすが異端、エアコン業界をひっくり返す!という意気込みを感じます。
色々と機能はあるのですが、注目はデュアルブラスターが生み出す気流です。
なんのこっちゃと思いますが、温度調節した真ん中から出る空気以外に、エアコンの側方から空気を送り出すつくりになっていて、この気流が暖気や冷気を遠いところまで届けてくれる、ということが紹介されていました。
これはまさに細長いうちのリビングにぴったりな機能!
ということで、エアコンは富士通ゼネラルnocriaを買うことにしました。
エアコンの設置場所
さて、ではnocriaちゃんをどこに取り付けるのが一番効果的でしょうか?
当然、部屋の長手方向に気流を送れる位置が一番効率がよさそうだ、ということが何となく分かると思います。
もし細長い部屋の長手にエアコンをつけてしまうと、空気のショートサーキット、要するに吐き出した空気を自分ですぐに吸い込んでしまい、部屋全体に温度調整をされた空気が行き届かない!ということが起こりえます。
ということで、nocriaちゃんは下の位置に設置することにしました。
ここならデュアルブラスターの効果を最大限に活かし、
キッチンも含めた30畳の空間を均一に調整できそうです。
ちなみに取付の際に来てくれた、電気屋のおじさんは「こんなでかいエアコン付けたことない」って言ってました。笑
広い戸建リビングでできること
リビングダイニングの最終的な仕上がりはこんな感じです。
けっこうすっきり広々な空間にできたと思います。
さて、広い戸建リビングでは、アパート・マンション暮らしでは考えられないような遊びができてしまいます。
駆けっこ、三輪車で爆走、サッカー、キャッチボール、フリスビー、縄跳び、紙飛行機、etc…
子どもたちが
バタバタドタドタ、ぐるぐるぐるぐる
と走りまわっているのをストレスフリーで眺めていられるのはなんと嬉しいことか!笑
ほとんど小さい体育館状態です 笑
シータなんか朝起きてリビングに来ると、眠い目をこすりながら、まず縄跳びをします。
部屋の中でしか練習していないのに、どんどん上達するシータ 笑
このリビングなら、のびのびと育ってくれそうだなと思います。
まとめ
今回はうちのリビングを紹介させていただきました。
リフォームからだったので、うまく仕上がるか少し不安でしたが、
結果的には子どもも大人も満足できる空間にする事ができました。
ママ美とあーでもないこーでもないと相談しながら進められたのもよかったと思います。
ずっと家族の中心になる部屋でありますように!
コメント